小倉百人一首/下の句あいうえお順その10

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下の句あいうえお順 10/10

清少納言 せいしょうなごん

夜をこめて 鳥の空音は はかるとも 世に逢坂の 關はゆるさじ

よをこめて とりのそらねは はかるとも よにあふさかの せきはゆるさじ

喜撰法師 きせんほうし

わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり

わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいふなり

後鳥羽院 ごとばいん

人もをし 人も恨めし 味気なく 世を思ふ故に 物おもふ身は

ひともをし ひともうらめし あぢきなく よをおもうゆゑに ものおもふみは

光孝天皇 こうこうてんのう

君がため はるの野に出でて 若菜つむ わが衣手に ゆきはふりつつ

きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ

天智天皇 てんちてんのう

秋の田の かりほの庵の とまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ

あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ

前大僧正慈圓 さきのだいそうじょうじえん

おほけなく 浮世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖

おほけなく うきよのたみに おほふかな わがたつそまに すみぞめのそで

大江千里 おおえのちさと

月見れば 千々に物こそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど

つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど

小野小町 おののこまち

花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに

崇徳院 すとくいん

瀬をはやみ 岩にせかるる 瀧川の われても末に あはむとぞ思ふ

せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすえに あわんとぞおもう

僧正遍昭 そうじょうへんじょう

天津風 雲の通路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ

あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ