小倉百人一首/下の句あいうえお順その8

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下の句あいうえお順 8/10

小式部内侍 こしきぶのないし

大江山 いく野の道の 遠ければ まだ文も見ず 天のはし立

おおえやま いくののみちの とほければ まだふみもみず あまのはしだて

中納言行平 ちゅうなごんゆきひら

立別れ いなばの山の 峯に生ふる まつとしきかば 今かへりこむ

たちわかれ いなばのやまの みねにおふる まつとしきかば いまかへりこむ

藤原興風 ふじわらのおきかぜ

誰をかも しる人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに

だれをかも しるひとにせむ たかさごの まつもむかしの ともならなくに

安倍仲麿 あべのなかまろ

天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも

従二位家隆 じゆにいいえたか

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける

かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける

河原左大臣 かわらのさだいじん

陸奥の しのぶもぢずり 誰故に 亂れそめにし 我ならなくに

みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに

待賢門院堀川 たいけんもんいんのほりかわ

長からむ 心もしらず 黒髪の みだれて今朝は ものをこそ思へ

ながからむ こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもへ

謙徳公 けんとくこう

哀とも いふべき人は おもほえで 身のいだづらに なりぬべきかな

あはれとも いふべきひとは おもほえで みのいたづらに なりぬべきかな

元良親王 もとよししんのう

侘びぬれば 今はた同じ なにはなる みをつくしても あはむとぞ思ふ

わびぬれば いまはたおなじ ないはなる みをつくしても あはむとぞおもふ

皇嘉門院別當 こうかもんいんのべつとう

難波江の 蘆のかり寝の ひと夜ゆゑ 身を盡してや 戀わたるべき

なにはえの あしのかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや こひわたるべき