小倉百人一首/下の句あいうえお順その5

ホーム

下の句あいうえお順 5/10

中納言家持 ちゅうなごんやかもち

鵲の 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける

かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける

清原元輔 きよはらもとすけ

契りきな かたみに袖を しぼりつつ すゑの松山 波こさじとは

ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すえのまつやま なみこさじとは

後徳大寺左大臣 ごとくだいじのさだいじん

ほととぎす なきつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる

ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる

能因法師 のういんほうし

嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の にしきなりけり

あらしふく みむろのやまの もみぢばは たつたのかわの にしきなりけり

文屋朝康 ふんやのあさやす

白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける

前中納言匡房 さきのちゅうなごんまさふさ

高砂の 尾上の櫻 咲きにけり 外山の霞 たたずもあらなむ

たかさごの おのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ

順徳院 じゅんとくいん

百敷や 古き軒端の しのぶにも 猶あまりある 昔なりけり

ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なおあまりある むかしなりけり

藤原義孝 ふじわらのよしたか

君がため 惜しからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな

きみがため おしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな

柿本人麻呂 かきのもとのひとまろ

足曳の 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を 獨りかも寝む

あしびきの やまどりのおの しだりおの ながながしよを ひとりかもねむ

春道列樹 はるみちのつらき

山川に 風のかけたる 柵は 流れもあへぬ 紅葉なりけり

やまがわに かぜのかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり