小倉百人一首/下の句あいうえお順その4

ホーム

下の句あいうえお順 4/10

三絛院 さんじょういん

心にも あらでうき世に ながらへば 戀しかるべき 夜半の月かな

こころにも あらでうきよに ながらへば こひしかるべき よはのつきかな

陽成院 ようぜいいん

筑波嶺の みねより落つる みなの川 戀ぞつもりて 淵となりぬる

つくばねの みねよりおつる みなのがは こひぞつもりて ふちとなりぬる

相模 さがみ

恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 戀に朽ちなむ 名こそをしけれ

うらみわび ほさぬそでだに あるものを こひにくちなむ なこそをしけれ

後京極摂政前太政大臣 ごきょうごくせっしょうさきのだじょうだいじん

きりぎりす なくや霜夜の さむしろに 衣かたしき 獨りかもねむ

きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ

持統天皇 じとうてんのう

春すぎて 夏きにけらし 白妙の 衣干すてふ 天のかぐ山

はるすぎて なつきにけらし しろたへの ころもほすてふ あまのかぐやま

猿丸大夫 さるまるだゆう

奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋はかなしき

おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき

藤原實方朝臣 ふじわらのさねかたあそん

かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな もゆるおもひを

かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを

紀友則 きのとものり

久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ

ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらん

式子内親王 しきしないしんのう

玉の緒よ たえなばたえね 永らへば 忍ぶる事の よわりもぞする

たまのをよ たえなばたえね ながらへば しのぶることの よわりもぞする

蝉丸 せみまる

是やこの 行くもかへるも 別れては 知るもしらぬも 逢坂の關

これやこの ゆくもかへるも わかれては しるもしらぬも おおさかのせき