小倉百人一首/下の句あいうえお順その3

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下の句あいうえお順 3/10

赤染衛門 あかぞめえもん

安らはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな

やすらはで ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな

周防内侍 すおうのないし

春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立む 名こそをしけれ

はるのよの ゆめばかりなる たまくらに かひなくたたむ なこそをしけれ

在原業平朝臣 ありわらのなりひらあそん

千早振る 神代もきかず 竜田川 から紅に 水くくるとは

ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれなゐに みづくくるとは

寂蓮法師 じゃくれんほうし

村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ

むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆふぐれ

源重之 みなもとのしげゆき

風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな

かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ くだけてものを おもふころかな

紫式部 むらさきしきぶ

巡りあひて 見しや夫れとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな

めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よはのつきかな

清原深養父 きよはらのふかやぶ

夏の夜の まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ

なつのよの まだよいながら あけぬるを くものいづこに つきやどるらむ

法性寺入道前関白太政大臣 ほうそうじにゅうどうさきのかんぱくだじょうだいじん

和田の原 こぎ出でて見れば 久方の 雲ゐにまがふ 沖津白なみ

わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもゐにまがふ おきつしらなみ

伊勢大輔 いせのたいふ

いにしへの 奈良の都の 八重櫻 けふ九重に 匂ひぬるかな

いにしえの ならのみやこの やえざくら けふここのえに にほいぬるかな

儀同三司母 ぎどうさんしのはは

忘れじの 行末までは かたければ 今日をかぎりの 命ともがな

わすれじの ゆくすゑまでは かたければ けふをかぎりの いのちともがな