小倉百人一首/下の句あいうえお順その2

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下の句あいうえお順 2/10

良暹法師 りょうせんほうし

さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮

さびしさに やどをたちいでて ながむれば いづこもおなじ あきのゆふぐれ

中納言兼輔 ちゅうなごんかねすけ

みかの原 わきてながるる いづみ川 いつみきとてか 戀しかるらむ

みかのはら わきてながるる いづみがわ いつみきとてか こいしかるらむ

大貳三位 だいにのさんみ

有馬山 ゐなの笹原 風ふけば いでそよ人を 忘れやはする

ありまやま いなのささはら かぜふけば いでそよひとを わすれやはする

和泉式部 いずみしきぶ

あらざらむ 此世の外の 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな

あらざらむ このよのほかの おもひでに いまひとたびの あふこともがな

貞信公 ていしんこう

小倉山 峯のもみぢ葉 心あらば 今一度の みゆきまたなむ

おぐらやま みねのもみじば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなん

道因法師 どういんほうし

思ひわび さても命は ある物を うきにたへぬは 涙なりけり

おもひわび さてもいのちは あるものを うきにたへぬは なみだなりけり

藤原清輔朝臣 ふじわらのきよすけあそん

永らへば また此頃や しのばれむ うしと見し世ぞ 今は戀しき

ながらへば またこのごろや しのばれむ うしとみしよぞ いまはこひしき

凡河内躬恒 おおしこうちのみつね

心あてに をらばやを らむはつしもの 置きまどはせる 白菊のはな

こころあてに をらばやを らむはつしもの おきまどわせる しらぎくのはな

祐子内親王家紀伊 ゆうしないしんのうけのきい

音に聞く たかしの濱の あだ浪は かけじや袖の ぬれもこそすれ

おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ

西行法師 さいぎょうほうし

歎けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな

なげけとて つきやはものを おもはする かこちがおなる わがなみだかな