小倉百人一首/下の句あいうえお順その1

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下の句あいうえお順 1/10

壬生忠岑 みぶのただみね

有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり うきものはなし

ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし

大納言経信 だいなごんつねのぶ

夕されば 門田のいなば おとづれて あしのまろやに 秋風ぞふく

ゆうされば かどたのいなば おとづれて あしのまろやに あきかぜぞふく

伊勢 いせ

難波がた 短かき蘆の ふしの間も 逢はで此世を すぐしてよとや

なにはがた みじかきあしの ふしのまも あはでこのよを すぐしてよとや

藤原基俊 ふじわらもととし

契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり

ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あはれことしの あきもいぬめり

鎌倉右大臣 かまくらのうだいじん

世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海士の小舟の 綱でかなしも

よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの つなでかなしも

参議等 さんぎひとし

淺ぢふの をのの篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の戀しき

あさじゅうの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき

権中納言定頼 ごんちゅうなごんさだより

朝ぼらけ 宇治の川ぎり たえだえに あらはれ渡る 瀬々のあじろぎ

あさぼらけ うぢのかはぎり たえだえに あらはれわたる せぜのあじろぎ

素性法師 そせいほうし

今來むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待出でつるかな

いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな

右大将道綱母 うだいしょうみちつなのはは

なげきつつ 獨りぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかはしる

なげきつつ ひとりぬるよの あくるまは いかにひさしき ものとかはしる

源兼昌 みなもとのかねまさ

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜ねざめぬ すまの関森

あはぢじま かよふちどりの なくこゑに いくよねざめぬ すまのせきもり